シャンプー物語  第4章  ‐シャンプーの素顔‐ 前篇

しつこく続きます。

ついに第4章まで来ました。
着地点が見つかりません。
助けてください。

さあ、気を取り直して頑張ります。

ついに奴の正体が暴かれる時がやってきました

見た目はあんなに可愛いらしいのに本性はとんでもない肉食系(ロールキャベツ系)かもしれません
もしくはすっごいいかついこわもてなあいつが家に帰ると仔猫相手に赤ちゃん言葉でデレデレになっているかもしれません(※僕のことではありません。僕はこわもてではありません。が、おっさんです。しかもデレデレです。)

まず性格を決定づける主洗浄成分というものがあります。
前章で取り上げました界面活性剤ですね。
水の次に書かれているもので水の次にたくさん入っているものです。

どんなものがあるかというとややこしくってジンマシンが出てくる人がたくさんいると思うので(僕は慢性ジンマシンで薬を飲まなければ常にジンマシンが出る人間伝言板です。)大まかに分けてみます。

高級アルコール系
洗浄力(脱脂力)が高く泡立ちもよい。
皮膚の刺激が強い。
ラウレス硫酸~、ラウリル硫酸~、等

アミノ酸系
皮膚や髪の毛への刺激が弱い。
洗浄力がよわいものが多い。
ココイル~等

ベタイン系
目や皮膚に対する刺激が弱くやさしいのでベビーシャンプーにも使用されている。
適度な洗浄力がある。
~ベタイン等

その他
石鹸系‥脱脂力が強くアルカリ性。キシつく。
ヤシ油、ラウリン酸、オレイン酸等
スルホコハク酸系‥泡切れよくさっぱりとした洗い上がり。刺激も少ない。
スルホコハク酸~等

という感じかな?

で次に副洗浄成分なるものが来ます。
こいつがもっと性格に深みを出してくれます。
コカミドDEA等‥他の洗浄成分と混ざることで泡立ちが良くなったり洗浄力が上がったりします。
他にも主洗浄成分で書かれたものが2番目3番目に書かれていることもあります。

ここまでを整理すると高級アルコール系は何もかも(皮脂汚れから髪の毛の油分まで)根こそぎ奪っていく上に触れる者皆傷つけていく乱暴者(肉食系)といえます。
アミノ酸系はとても優しいけど、優しいだけなのね刺激が足りないわ(草食系)って言われるタイプかもしれません。
ベタイン系やスルホコハク酸系は子供好きでやさしいのにしっかり者という印象です。
石鹸系もアルカリ系と同じようです。

これに添加剤などが加わるともっと性格が複雑になっていきます。
ここにみんな大好き(?)シリコンちゃんが入ってくると手触りや滑りを良くしてくれたり、加水分解~とかいうものが入っていれば髪の毛の修復能力の高いタンパク質によりダメージの回復につながったりします。
香料の強いハーバルなエッセンスなんかが入れば、お風呂上りにOH!YESって叫んでしまうことでしょう。
そして品質を保つ安定剤やメントールなどが入ったりします。

※すべて僕の偏見と偏った見解のものです。
後篇に続く。